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コーヒー生豆のニュークロップとオールドクロップとは

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ニュークロップ、オールドクロップとは

お米に新米と古米があるように、コーヒー豆にも新コーヒー、古コーヒーがあります。新コーヒーはニュークロップと呼ばれ、当年度産のコーヒー生豆のことを指します。対する前年度産のコーヒー生豆をパーストクロップ、それ以前に収穫されたコーヒー生豆をオールドクロップと呼びます。

 

ニュークロップとオールドクロップの違い

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左がニュークロップ、右がオールドクロップ

 

見た目の違い

上記の画像のように、ニュークロップのコーヒー生豆と、オールドクロップのコーヒー生豆は見た目もまったく違います。ニュークロップは含水量が12〜13%あり、濃い緑色をしているが、オールドクロップは含水量が9〜10%ほどしかなく、時間の経過とともに水分が抜け、色が薄くなってきます。手にとってみても、重さや質感が軽くなり、ニュークロップの表面のようにつややかな光沢と感触があまりありません。ただしこれは同じコーヒー豆を比較した場合のことで、産地や収穫年の違い、精製方法の違いによっても、含水量や色合いは変わってきますので、あくまでも例です。

 

焙煎難易度の違い

ニュークロップとオールドクロップを焙煎難易度で比較してみると、ニュークロップのほうが遥かに難しいです。その差は含水量の差にあり、水分量が多ければ日の通りが悪くなり、場合によっては煎りムラや芯残りを招いてしまいます。とは言っても、私共のお世話になっている焙煎士の方達は皆熟練された焙煎技術を持っており、幾度ニュークロップの生豆を煎りムラや芯残り無く焙煎されていらっしゃるので、このような問題はあくまでも個人様の自家焙煎の場合で起こります。

 

味の違い

コーヒー生豆をいくら寝かせても熟成はされないため、やはりニュークロップの生豆のほうが味、香り共に格段に勝ります。しかし例外があり、収穫されたコーヒー豆の選別の時、ハンドピッキング時に取り除かれる未成熟豆を寝かせることにより、渋味やえぐみがほどよく抜け、飲みやすいコーヒーに仕上げることもできる場合があります。このような風習は、コーヒー農家が輸出規格に外れたコーヒー豆を自家消費用に使うために行われる製法です。

 

 

日本の市場では

日本の市場で出回っているコーヒー豆はほとんどがニュークロップのコーヒー豆です。世界各国から入荷するコーヒー生豆はいつ頃収穫されたか明記された物がほとんどで、ニュークロップのみを入荷する業者様は非常に多くいらっしゃいます。それはやはりコーヒー豆はお米と同じように、鮮度が高いほうが上質のコーヒーを生み出すことが確かだということがわかります。

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