こちらの記事は、旧式のプルームです。最新のプルームテックではありません。
火を使わない、灰も出ない、煙(燃焼による)も出ない。
たばこの楽しみ方を広げるタバコの誕生です。ポッドを加熱し、Vaporでたばこ葉の味と香りを楽しむ。
気分やシチュエーションに合わせてポッドを変えれば、
ひと味違った味と香りに。
今までの固定観念は、灰皿へ。
たばこを、もっと自由にする。新しいスタイルの提案です。
2013年12月に発売された、まったく新しいタバコ。
一般的なタバコとは違いますし、電子タバコとよく似ていますが、厳密に言えば電子タバコではありません。
電子タバコは、液体を気化することで楽しめるタバコですが、このプルーム(Ploom)は、液体ではなく実際のタバコ葉を電気で加熱することで発生する霧状のVaporと呼ばれる気体を吸うことで楽しめる商品です。
タバコの概念を変えてしまうかもしれない『プルーム(Ploom)』のご紹介です。
『プルーム(Ploom)』の内容品
1、袋
送られてきたプルームの袋。
とてもシンプルで、おしゃれな袋ですね。
2、プルーム本体
プルーム本体の箱も、とてもシンプルで、パッと見た感じはタバコだとは思えません。
何か、新しく発売された音楽機器のようです。
3、マウスピース
マウスピースが2つ付属しています。
本体に付いているのも合わせれば、合計3つあるので当分は買わなくてよさそうです。
4、携帯ケース
持ち運び用携帯ケースが付属しています。
このケースに入れれば、落としても、カバンの中に入れていても傷が付きにくく安心ですね。
5、保証書と注意書きの手紙
保証書も付いていて、安全に使用するための注意書きの書面が入っています。
保証期間は購入から12ヶ月あります。
『プルーム(Ploom)』本体を開封していきます
箱は横にスライドして開けるタイプになっております。
本体を取り出すと、下に説明書が入っています。
説明書を取り出すと、USB式の充電器が入っています。
最近の充電機器はUSB式が主流になっていますから、スマートフォンの充電機器などに接続しても使えるので嬉しいですね。
充電する接続部はマグネット式になっており、結構頑丈(逆さまにしても外れないぐらい)にピタッとくっつきます。
このような感じで、パソコンに接続して使用しても場所を取らず、尚且つオシャレなインテリアにもなりそうな感じです。
充電するとボタンの縁がゆっくり点滅し、点滅が終わり光りっぱなしになると、充電完了です。
プルーム(Ploom)を楽しむために必要なポッド
プルーム本体を購入すると同時に購入が必要なのは、このポッドと呼ばれるタバコ葉です。
この小さなアルミニウム製の粒の中にタバコ葉を粉状に加工した物が入っています。
現在発売されているのがこの6種類の味のポッドです。
左から
- ルガーノ・フォー・プルーム(lugano for ploom)
香ばしい香り、苦味のある芳醇な味わい。 - オーチャード・フォー・プルーム(orchard for ploom)
華やかな香り、しっとりした甘みある味わい。 - ゴールド・フォー・プルーム(gold for ploom)
芳醇な香り、甘さと濃厚なコクを楽しむことができる味わい。 - クーラー・フォー・プルーム(cooler for ploom)
メンソールの清涼感ある味わい。 - メビウス・フォー・プルーム(MEVIUS for ploom)
たばこ本来の香りと味わい。 - ピアニッシモ・フォー・プルーム(PIANISSIMO for ploom)
やわらかで深みある味わいをベースに、スパイシーミントのアクセントを効かせた爽やかな後口。
今回はこの6種類が2個ずつセットになったポッドを購入しました。
ポッドが12個入りで価格は480円です。
一つの種類で一箱のタイプも購入できます。
プルームを吸ったことがない人は、初めはセットを購入し、気に入った味があれば、その種類を一箱購入するのがいいと思います。
価格はセットの物と同じで480円です。
ポッドをセットし吸ってみます
本体のマウスピースを外すと、このようにポッドをはめ込む部分があります。
ポッドはこのような形をしています。
下から見ると、アルミの薄い紙状のもので蓋がされており、その中にタバコ葉を加工したものが入っています。
蓋をしてある方を上にして、はめ込みます。
そして、マウスピースを元にはめ込み、本体の真ん中あたりにあるスイッチを長押します。
すると、充電している時と同じようにスイッチの縁がゆっくり点滅します。
30秒ほど経つと、この点滅が止まり、光りっぱなしになります。
光りっぱなしになると、準備完了です。
早速吸ってみましょう。
吸ってみた感想
上記の写真のように煙のようなものが確認できます。
これがVaporと呼ばれる気体です。
電子タバコと同じように思うかもしれませんが、原理は一緒なのですが、やはり本物のタバコ葉を使用しているので、味わいは格別にタバコに近いように思います。
そして、一番に電子タバコと違うのは、ニコチンが摂取できることです。
※現在日本では、ニコチンが入っている電子タバコのリキッドは法律で禁止されているため、購入することができません。
確かに吸ってみると、ニコチンが入っているのを感じられます。
しかし、一つだけ問題があります。それは、肺喫煙で吸うとニコチンを摂取しているのが非常にわかるのですが、プルームで気化された煙を肺喫煙で吸うと、凄く喉への刺激が強いことです。
タバコがキツいからというわけではなく、プルームで気化された煙が見た目はタバコの煙と同じような感じなのですが、物質的にはまったく違うものであるのが原因だと思います。
慣れれば問題ないとは思います。あと個人差もあると思います。
メーカー側も口腔喫煙を推奨しているようですので、そちらの方がオススメです。口腔喫煙では全く問題なく吸えるので。
今回吸った銘柄は、ルガーノ・フォー・プルーム(lugano for ploom)で、味わいは、本来のタバコの味に非常に近く、香ばしい香りと味わいを感じることができました。
燃やした煙と違い、気化された煙ですので、表現が悪いかもしれませんが、タバコ葉を高温で蒸したような味わいです。(誤解をされたら申し訳ないです)
何パーセントぐらい本来のタバコを表現できているかで言うと、50%ぐらいです。
ただ、その分利点もたくさんあります。
プルーム(Ploom)の利点
- タバコ臭さがほとんどありません
おそらく、半径1メートル以内の人に少し臭うぐらいだと思います。しかもタバコだとは思われないでしょう。 - タールをほぼ感じられない
タバコの一番の害と言われているタールをほとんど感じられないと思います。 - 車の中や家の中で吸ってもほぼ問題ないと思います
タバコ嫌いの家族や友人などが全く気にしないとは言い切れませんが、普通のタバコに比べると、嫌なレベルは100分の1以下ぐらいに思うでしょう。
プルーム(Ploom)の総評
価格
- プルーム(Ploom)本体:3600円(税込)
- タバコポッド※1pack12pod入:各480円(税込)
- 交換用マウスピース※2個入:565円(税込)
※1podあたり約10〜15分程度楽しめます。
※また、分類的にはパイプタバコになりますので、タール・ニコチン表記はありません。
購入先
※購入には、生年月日が入った運転免許証や住民票などの画像を登録する必要があります。
総合的な感想
プルーム(Ploom)は通常のタバコに比べると、味わい的には少し物足りない部分があるとは思いますが、タバコを吸わない人に対して非常に利点が数多くある商品だと思います。
煙の量や臭いなどが、比べ物にならないぐらい少ないですし、1ポッドあたり10〜15分楽しめることを考えれば、コストパフォーマンスもいいと思います。
私個人的には、電子タバコにはない、ニコチンを摂取できることが最大の利点だと思います。
車の中や部屋の中などで活躍してくれること間違い無しといった感じで、私は購入して本当に良かったと思います。
ただ、公共の施設では、まだ禁止されていない場所が多くありますが、プルーム(Ploom)や電子タバコなどの無煙タバコを吸うことが法律に違反していないとはいえ、禁煙エリアで吸うことはマナー違反だと思います。
これから、プルーム(Ploom)や電子タバコなどの無煙タバコが、海外だけでなく、日本でも流通量が上がることは確実ですので、法律が変わり禁止エリアが増えるとは思いますが、まだまだ確立されていません。ですが、法律の問題ではなく、マナーを守って紳士にタバコを楽しむことが、嫌煙家と愛煙家の上手な共存に繋がると思います。
もちろん無煙タバコとはいえ未成年者の喫煙は絶対にダメです。