とあるジャカルタの珈琲焙煎工房
いつもお世話になっております。
本日は、私がインドネシア・ジャカルタを訪れた際に立ち寄った、ローカルの珈琲焙煎屋さんの様子をレポートしたいと思います。
上の写真のお店は、現地の知人に教えてもらった焙煎屋さんで、弊社がコーヒー事業を始めるきっかけになったお店です。
高架下の商店街の中にあるこちらの焙煎屋さん、お店から20メートルくらい離れた場所からでも、焙煎された珈琲の香ばしい薫りを感じ取ることができます。その薫りに引き寄せられるようにしてお店にたどり着くと、一目でこちらのお店が長年営業を続けてきたことがわかるような、レトロな外観を魅せつけてくれました。
ローカルな雰囲気がにじみ出てます。
焙煎した豆はこんな感じでカウンターに並べてあります。
お願いすると試飲もさせてくれます。とっても良い香りでした。
インドネシアでは大手のコーヒーチェーン店や、現代的な雰囲気のカフェ意外の、ローカルの焙煎店でコーヒーを注文すると、フィルターを使わずそのままカップに挽いたコーヒー粉を入れ、熱いお湯をそそいでコーヒーを出してくれる事がほとんどです。
お湯を注いで数分、湯の中で舞っていたコーヒーの粉がカップの底に沈殿し、粉と抽出されたコーヒーが分離されてきます。表面が綺麗に透き通った茶色になると飲み頃です。
慣れるまでは、時々口の中に入ってくるコーヒーの粉に、文字通り”苦い思い”をさせられますが、それもコーヒーの楽しみ方の一つと思えるようになりました。
注文すると手際よく梱包してくれます。右側はお店への卸用サイズです。大きいですね。
バイクに縛り付けられ配達されていく様子。
いくつか買ってみることにしました。
袋が渋くてかっこいいのですが、薄くてすぐに破けるので注意が必要です。
このお店で、私は生まれて初めて焙煎したてのコーヒーを飲むことになりました。缶コーヒーやインスタントしか知らなかった私には衝撃的な出会いでした。遅いコーヒーデビューでしたがここで出会えてとても幸せです。
お店の方に、美味しいコーヒーですね。なんて言う名前なんですか?と尋ねると、
『トラジャ』と答えてくれました。
それが弊社がコーヒー豆を取り扱うきっかけとなりました。