フィリピン産生豆のご紹介です。
先日、貴重なコーヒー豆を頂いたのでレポート致します。
生産地はフィリピン・ルソン島北部、コーディリエラ山岳地方、ギリガン農園で、日本でほとんど流通のない希少な豆です。
こちらの農園、現地に住まわれている日本人の方が経営されているそうで、農園も『コーヒープランテーション』というよりも、松の木の森の中に、コーヒーの木が点在する形で栽培されているそうです。
植え付けを待つ苗たち
コーヒーの木以外にも、パッションフルーツ、オレンジ、アボカド、グァバ、ライムなどの果樹も栽培されているそうで、すべて科学肥料や農薬は使用しない100%オーガニックです。
アラビカ種 ティピカ100%の元気な生豆です
コーヒーは現地の人々にとって昔から馴染みの深いもので、農家の裏庭で自家消費のために栽培し、余った分を地元のマーケットで販売してきたそうです。
最近になって国をあげて国内、海外輸出用にコーヒー栽培が進められているそうですが、今も昔も、現地生産者の方々は森を守りながらコーヒーの栽培を続けられているのですね。
早速焼いてみました。
マンデリンにも似た土っぽい香りがありますが、全体的にまろやかで大豆を思わせるコクがあります。
終盤の落ち着いた香りが古風な印象を覚えます。すごく優しくて飲みやすい味わいでした。
コーヒー農園を持つってどんな気分だろう?
自分で育てたコーヒーを、海を越えてお届けするってとても素敵なことですね。