2014年6月に世界のコーヒーランキングが、米農務省(USDA)から発表されました。
※数値につきましては、半年間の予想であり、確定ではございません。
2014年:世界のコーヒー生産量ランキング
1位ブラジル:2,970,000t
2位ベトナム:1,755,000t
3位コロンビア:720,000t
4位インドネシア:534,000t
5位エチオピア:381,000t
6位インド:307,500t
7位ホンジュラス:300,000t
8位ペルー:270,000t
9位ウガンダ:240,000t
10位メキシコ:234,000t
1位は、不動の王者ブラジル。しかし、干ばつなどの影響で、ここ2年間で少し生産量が減少しているようです。
2位は、ベトナムで、生産量は年々増え続けています。
日本でも人気が上昇しており、某コーヒーチェーン店などでも取扱があります。
3位は、コロンビア、こちらも生産量が年々増え続けています。
缶コーヒーなどでもよく使われる産地ですね。
2014年:世界のコーヒー消費量ランキング
1位EU(27カ国):2,742,000t
2位アメリカ:1,526,160t
3位ブラジル:1,206,000t
4位日本:468,000t
5位ロシア:264,000t
6位フィリピン:235,200t
7位カナダ:225,000t
8位エチオピア:187,500t
9位インドネシア:162,000t
10位スイス:144,000t
1位は、ヨーロッパ諸国です。
特にドイツ、フランス、イギリスの消費量が高く、ドイツに関してはヨーロッパの中でも群を抜いている消費量です。
2位は、アメリカで、一カ国での消費量ですと世界一位です。
スターバックスや、最近ではブルーボトルコーヒーなどのコーヒーショップが人気です。
3位は、ブラジルで、生産量も消費量も世界トップクラス。
ブラジルの経済発展なども影響し、自国でのコーヒー消費率が年々上昇しており、コーヒーの輸出量が年々下がっています。そのため、コーヒー豆の価格が上昇傾向にあります。
4位は、日本です。3位のブラジルとの差は開いていますが、日本のコーヒー消費量はとても多いです。
特に、高品質のコーヒー(スペシャルティコーヒーなど)が好まれており、近年は特にコンビニで、焙煎されたコーヒー豆から作られるコーヒーの人気が急上昇しており、セブンイレブンのセブンカフェは、1年強で累計5億杯を売り上げる驚異的な数字が出ています。
コーヒー消費量ランキングで注目すべき点は新興国
3位のブラジル、6位のフィリピン、9位のインドネシア、他にも中国、マレーシア、タイ、など新興国の消費量が年々ものすごく上昇しており、コーヒー豆の生産量より消費量が増えている傾向で、世界的にコーヒー争奪戦が繰り広げられている現象が起こっています。
特に高品質のコーヒー豆が不足すると見られており、コーヒー豆のオークション(カップ・オブ・エクセレンスなど)での値段が著しく上昇しています。
1年後や2年後にコーヒーの価格が急に上がるわけではないでしょうが、10年後、20年後には、コーヒーの価格が今よりすごく上がることが、あるかもしれませんね。