弊社が販売している手巻きタバコ(シャグ)『Violin(バイオリン)』について、一番多い質問は、
「バイオリンは何の着香を使っているのですか?」
です。
バイオリンの独特な、ブランデーのような、フルーツのような香りの正体は、どう作り出しているのでしょうか?
『Violin(バイオリン)』で使用しているタバコ葉の栽培方法(シェードグロウン)
手巻きタバコ(シャグ)『Violin(バイオリン)』で使用しているタバコ葉の栽培方法は、上記の写真のように、※モスリンでタバコ畑全体を覆い、タバコ葉を強い日差しや雨風から守り育てる方法で栽培されています。
この栽培方法は”シェードグロウン”(別名:タバコアンダーシート)と呼ばれています。
※モスリンとは、綿や羊毛などの単糸で平織にして作られる薄地の織物です。
なぜ、このような栽培方法を行うのか?
写真は、タバコ畑の中から撮影したものです。
タバコ畑全体をモスリンの布で覆うことで、タバコ葉を強い日差しや雨風から守り、適度に日光を遮ることで、繊細なタバコ葉を育てることができ、味わいを柔らかなものにします。
中南米などの葉巻生産国では、主に葉巻のラッパーの部分(葉巻の一番外側に使用する葉)で使用するために行われているタバコの栽培方法です。
バイオリンの香りの正体は燻煙を使ったタバコ葉の乾燥方法にある?
1、FC(ファイヤー・キュアード)
『Violin(バイオリン)』は主に、2通りの乾燥方法で加工された、タバコ葉を使用しております。
1つめは、 ”FC(ファイヤー・キュアード)”と呼ばれる方法。
”FC(ファイヤー・キュアード)”とは、火力乾燥処理を施したタバコ葉を指します。
タバコ葉を燻煙小屋で吊るし、その下で生木を燃やして煙の薫りをつけます。こうすることで、ブランデーのような、フルーツのような独特の香りをタバコ葉に加えることができます。
2、DFC(ダークファイヤー・キュアード)
2つめは、”DFC(ダークファイヤー・キュアード)”と呼ばれる方法。
“DFC”とは”ダーク・ファイヤーキュアード”のことで、1つめの乾燥方法より長時間、火力乾燥処理を行うことで、より個性的な香りをタバコ葉につけることがでます。
FCに比べ燻煙の度合いも深いため、色合いも濃く、味わいも強くなります。
なお、インドネシアでは、タバコ葉がまだ緑色の状態で火力乾燥小屋へ運ばれます。
『Violin(バイオリン)』がアルミパウチを使用する理由
バイオリンの独特な香りの正体は燻煙を使用した乾燥方法にあったのですね。
言葉でお伝えするのは非常に難しい香りですので、いつも困ってしまいます。
ですので、是非実際に手巻きタバコ(シャグ)『Violin(バイオリン)』を体験してください。
最後に、
『Violin(バイオリン)』がアルミパウチを使用する理由は、アルミパウチで密封することにより光や乾燥による劣化を防ぎ、バイオリン独特の香りを、より新鮮な状態で、お客様にお届け出来ればと思い使用しています。