葉巻(プレミアムシガー)には数多くの種類があり、キューバをはじめ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ホンジュラスなどの中南米、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア、アメリカやヨーロッパなど様々な国で製造されています。
高級な葉巻(プレミアムシガー)と一口で言っても形や大きさ、味わいにそれぞれ違いがあります。
ただ基本的な構造は大体同じなので少しご案内したいと思います。
葉巻(プレミアムシガー)はフィラー・バインダー・ラッパーの3層のタバコ葉で構成されています
上記の写真のように、葉巻(プレミアムシガー)は基本的に、
1. 葉巻の中心に使用される「フィラー」
2. フィラーを束ね・形を整える役割をもつ「バインダー」
3. 一番外側に使用し葉巻を美しく仕上げる役割をもつ「ラッパー」
の3層構造になっています。
それぞれの部分に使用されるタバコ葉は、同じタバコ葉を使用しているのではなく、味わいやアロマ、柔らかさや厚みなどの違いによって使い分けられています。
主に葉巻に味わいとアロマを与えるフィラー(FILLER)
葉巻(プレミアムシガー)の中心に使用されるタバコ葉をフィラーと呼び、この部分が主に葉巻に味わいとアロマを与える役割をもっています。葉巻(プレミアムシガー)の核と呼べる存在です。
フィラーには数種類のタバコ葉が使用され、そのブレンドを変えることによりそれぞれ異なった葉巻(プレミアムシガー)の味わいやアロマを作り出しています。
フィラーに使用されるタバコ葉は大まかに3種に分類されます
フィラーには通常3種類のタバコ葉をブレンドし、味わいやアロマを調整します。
- Ligero(リヘロ):葉肉に厚みがあり、強い味わいを持つタバコ葉です。
- Seco(セコ):中間的な味わいのタバコ葉です。
- Volado(ボラード):燃焼を促進する効果を持つ、ライトな味わいのタバコ葉です。
フィラーを束ね・形を整える役割を担うバインダー(BINDER)
完成させたフィラーを束ね・形を整える役割を担うのがバインダーです。
また、バインダーには葉巻(プレミアムシガー)の燃焼速度を調整する役割もあり、葉巻を嗜む時の快適な時間作りのお手伝いをしてくれます。
フィラーを束ねたバインダーを一番外側から巻き上げ、葉巻を美しく仕上げる役割を担うラッパー(WRAPPER)
葉巻(プレミアムシガー)の一番外側に使用されるタバコ葉で、葉巻をドレスアップする役割を担います。ラッパーには薄く伸びるタバコ葉を使用します。
全体の構成から考えると、わずか数パーセントほどしか割合のない部分ですが、葉巻(プレミアムシガー)全体の外観を飾るとても重要な部分です。表面の滑らかなタバコ葉を使用し、穴があいたものや破れている葉は使用しません。
厳選されたタバコ葉を使用し手作業で製造されるプレミアムシガー
手作業で製造され、湿度と温度の管理が必要な分手間がかかりますが、その分味わいも深く、ワインのように楽しまれる愛煙家の方が世界中に数多くいらっしゃいます。
特にヨーロッパやアメリカにはプレミアムシガーの愛煙家が多く、シガーショップやバー、カフェなどに行けば、お酒やコーヒーを飲みながらプレミアムシガーを楽しんでいる姿を多く見ることができます。
弊社が取扱っているインドネシア産葉巻(プレミアムシガー)も同じ構造で作られています
弊社が販売しているインドネシア産の葉巻(プレミアムシガー)も、上記と同じ構造・手作業で製造しております。
高品質の葉タバコを栽培できる環境が整っているインドネシアでは、それに見合った高品質な葉巻(プレミアムシガー)が数多く製造されています。
現在、インドネシア産の葉巻(プレミアムシガー)は、アメリカやヨーロッパを中心に数多く輸出されていますが、日本にはまだ僅かしか流通されていません。
まだまだ日本では認知度が低いインドネシア産葉巻(プレミアムシガー)ですが、これからも高品質で味わい豊かな葉巻を、一本でも多く皆様にお届けできるよう努めて参りますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。