シガリロ(Cigarillo)とは、温度・湿度管理の必要のない小さな葉巻(紙巻きたばこと同じくらいの大きさ)のことで、フィラーには「ショートフィラー」と呼ばれる細かく刻んだタバコ葉を使用しています。
葉巻(プレミアムシガー)をお好きな方ならシガリロという葉巻に馴染みがあるとは思いますが、これから葉巻を始めてみようと思われている方や、シガリロとはどんな葉巻かを知りたい方に向けて、サイズや吸い方、保管方法などをご紹介したいと思います。
シガリロとは紙巻タバコほどのサイズで日常的に気軽に楽しめる葉巻
シガリロの形・大きさはメビウスやマールボロなどの紙巻タバコと同じぐらいのサイズです。
一般的に知られている葉巻(プレミアムシガー)と比べると、同じ葉巻というジャンルながら喫煙時間も10~15分程度と短く、お昼休憩や午後のティータイムなど比較的気軽に楽しめるのが特徴です。
価格帯も手頃なものが多く気軽に葉巻の味わいを楽しめます。
また、シガリロは吸い口があらかじめカットされているタイプがほとんどで、シガーカッターを用意する必要もありません。
サイズを大まかに分類するとミニサイズとクラブサイズに分けられる
紙巻タバコほどの小さなサイズのシガリロの中でも、大まかに分類すると、ミニシガリロサイズとクラブサイズに分けられます。
- ミニシガリロ:リングゲージ8mm前後・長さ8cm前後
- クラブサイズ:リングゲージ9mm前後・長さ10cm前後
全てのシガリロがこれに当てはまるわけではありませんが、一般的に紙巻きタバコど同じくらいのサイズのシガリロを『ミニシガリロ』、ミニシガリロより一回り大きいサイズを『クラブサイズ』と呼びます。
美味しく楽しむおすすめの吸い方は口腔喫煙
シガリロを美味しく楽しむのには口腔喫煙がおすすめです。
口腔喫煙とは、煙を肺へ送り込まず、口の中で煙を転がし、ふかして味わう喫煙方法です。
シガリロは、サイズこそ紙巻タバコと同じ程度ですが、基本的には紙巻タバコのようにフィルターが付いていません(フィルターの付いているシガリロもあります)。
また、タバコ葉自体がしっかりとした味わい持っているので、煙を口の中で転がすだけで十分に味わいやアロマを感じ取ることができます。
シガリロだけでなく、プレミアムシガーやドライシガーなどの葉巻は口腔喫煙で楽しむことをおすすめします。
ゆっくりと優しく煙をふかすことでシガリロの味わいを最大限に引き出せる
シガリロは強く吸いすぎてしまうと、吸い込む煙の温度が上がり過ぎ、味わいが感じ難くなります。
ゆっくりと優しく、火が消えない程度に煙を口に運ぶことで、適度に煙の温度を上げすぎず、タバコ葉本来の深い味わいと香りを楽しむことができます。
一度火を着けたら最後まで吸いきり、吸い終わった後は揉み消さず灰皿にそっと置く
一度シガリロに火をつけたら最後まで吸いきることをおすすめします。
火が消えた状態で長時間放置し、再度火を着けて喫煙すると味わいにエグ味が出てしまいます。
数時間ほどであればそれほど影響はないのですが、シガリロは小さいサイズで喫煙時間も短いので、1度に吸いきってしまうのが理想的です。
また、吸い終わった後は紙巻タバコのように揉み消さず、灰皿にそっと置いておくだけで自然に火が消えます。
これは、シガリロには燃焼剤(タバコの火が消えないようにする薬品)が入っていないため、何もせずに置いておくと自然に火が消えるからです。
温度・湿度変化の緩やかな場所で保管することが理想的
プレミアムシガーは温度・湿度管理は必須なのですが、シガリロに関しては基本的に難しい管理の必要はありません。
しかし、管理の必要がないシガリロでも乾燥しすぎると表面がパリパリになってしまい、喫煙時にラッパー(葉巻表面のタバコ葉)が破れてしまったり、湿度が高すぎるとシガリロ自体がフニャフニャになり、折れてしまうことがあります。
過度に温度・湿度に気を配る必要ありませんが、なるべく直射日光を避け、温度・湿度変化の緩やかな場所で保管することが理想的です。
シガリロを初めて手にする方におすすめしたいKOPI(コピ)シリーズ
シガリロ初心者の方に是非お試しいただきたい銘柄が、弊社が販売しているKOPI(コピ)シリーズです。
タバコ葉本来の味わいを楽しめるタイプから甘い着香のタイプまで、豊富なラインナップとなっております。
- KOPI・WOODY(コピ・ウッディ):無着香タイプ
- KOPI・VANILLA(コピ・バニラ):着香タイプ
こちらの2銘柄が、これからシガリロを始める方におすすめの商品です。ご興味ある方は、お近くのたばこ店へお問い合わせください。
まとめ
- シガリロとは紙巻タバコほどのサイズで日常的に気軽に楽しめる葉巻
サイズを大まかに分類するとミニサイズとクラブサイズに分けられる - 美味しく楽しむおすすめの吸い方は口腔喫煙
ゆっくりと優しく煙をふかすことでシガリロの味わいを最大限に引き出せる
一度火を着けたら最後まで吸いきり、吸い終わった後は揉み消さず灰皿にそっと置く - 温度・湿度管理は必須ではありませんが、直射日光の当たらない気温の安定した場所で保存するのが理想的