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葉巻(プレミアムシガー)を初めて手にする方にお伝えしたい美味しく楽しむコツや消し方

葉巻(プレミアムシガー)初心者に知ってもらいたい美味しく吸うコツや消し方

前回『葉巻(プレミアムシガー)初心者の方におすすめしたいカット方法や火の着け方』でご案内した通り、葉巻(プレミアムシガー)を楽しむためには、専用の道具や火のつけ方にコツが必要になるなど、紙巻きタバコとは違う部分がたくさんあります。

そしていざ、シガーカッター、ブタンガスのライター(または葉巻用マッチ)、専用灰皿など葉巻を吸うための道具を全て揃え、手持ちの葉巻に火を着けて吸い始めると、どのように吸うのか?灰の落とし方やタイミングは?どこまで吸えるのか?など、今度は吸い方に関して戸惑う部分がたくさん出てきます。

葉巻の喫煙時間は長いものですと1時間以上になります。初めての方でも少しの心遣いと知識だけで、より充実した時間を過ごせるようになると思いますので、今回は葉巻を美味しく吸うためのコツや、消し方などをご案内いたします。

※葉巻はあくまでも嗜好品ですので楽しみ方は自由です。ここでは一般的な楽しみ方をご案内しております。

 

葉巻は肺喫煙ではなく口腔喫煙で楽しむ

シガリロと同じく、葉巻(プレミアムシガー)もタバコ葉だけで製造されており、フィルターが付いておらず、煙量も多いので、楽しみ方としては肺喫煙ではなく口腔喫煙でお楽しみください。口腔喫煙とは煙を肺へ送り込まず、口の中で煙を転がし、ふかして味わう喫煙方法です。
※『シガリロとはどんな葉巻?〜』も合わせてご覧ください。

葉巻に使用されているタバコ葉にはしっかりとした味わいとアロマがあるので、煙をゆっくりとふかすだけで十分にその味わいを楽しむことができます。

 

タバコは燃焼温度が低い方が本来の味わいを楽しめる

タバコは燃焼温度が低い方がタバコ葉本来の味わいが楽しめると言われています。

葉巻も例外ではなく、早く吸いすぎたり吸い込む回数が多すぎると過剰に燃焼して本来の味わいを感じ取りにくくなります。

煙の温度をなるべく低く保ちながら口に運ぶことで、タバコ葉に含まれる本来の味わいをより鮮明に感じられるようになります。

 

葉巻はとにかくゆっくりとお楽しみください

葉巻をより美味しく楽しむためのコツは、とにかくゆっくりと葉巻の燃焼温度を上げすぎないよう優しく煙を吸い込み、ゆっくりとふかすことです。

具体的には、5〜7秒ほど時間をかけて、ゆっくりと葉巻の煙を口の中へ運ぶようなイメージです。煙を吸い込む間息苦しくなるようであれば、鼻から呼吸をするとで無理なく時間をかけて煙を口に含むことができます。

煙を口含んだら、口からそっと葉巻を離し、やわらかく口の中で煙を燻らせてください。煙を肺に入れる必要はありません。

そして充分に煙の味わいを堪能したら、今度はゆっくりと煙を口から出していきます。

ただ煙を口から吹き出すのではなく、舌先で葉巻のアロマや味わいを感じ取ることを意識しながら、ゆっくりとリラックスして煙をふかしてください。

多少慣れが必要になりますが、とにかくゆっくり時間をかけて煙を味わうようにふかすことで、葉巻の味わいとアロマをより美味しく楽しむことができます。

1分に1度のペースで煙を吸い込む

葉巻を口につけるペースですが、これは好みの問題で一概には言えませんが、だいたい1分に1度ぐらいのペースで吸うのが一般的だと言われています。

ペースが早すぎると燃焼温度が上がりすぎて味わいに影響が出てしまったり、逆に遅すぎると葉巻の火が消えてしまいます。(お話ししたりお酒を飲みながら葉巻を楽しんでいると、気が付いたら葉巻の火が消えていることがよくありますが、それは全く問題ありません。そんな時は、まず葉巻に残っている灰を綺麗に落としてから、再度火を点けてあげるとスムーズに燃えていきます)

煙を吸い込むペースには個人差がありますが、初めての方はおよそ1分に1度のペースを目安にして、徐々に自分に合ったタイミングを見つけていくのが一番かと思います。

 

灰はある程度葉巻に残しつつ、灰皿の底面で折るように落とす

プレミアムシガーはロングフィラーと呼ばれる刻んでいないタバコ葉を使用して作られているので、灰も指で掴めるほどの固い灰ができます。葉巻の太さや品質にもよりますが、5cmほどの長さになっても灰が落ちないものもあるほどです。

灰を落とすタイミングですが、灰の長さが2cm〜3cm程度になったら、灰皿の底面に灰の先端を軽く押し付け、ポキッと折るように落とすことをおすすめします。

テーブルや服に落ちてしまわない程度の長さで灰を葉巻に残し、ある程度の長さになったら灰を折るようなイメージで、優しく灰皿に落としてください。

 

灰には葉巻の燃焼温度の上昇を抑える役割があります

葉巻に残った灰は葉巻の燃焼温度の過度な上昇を抑えてくれる役割があります。

これは灰が葉巻の火のついている部分を包み込むことで、過度な燃焼を抑えてくれるからです。

タバコは燃焼温度を上げないようにゆっくりと吸うことで、よりタバコ本来の味わいを感じ取ることができます。

灰は葉巻にとって大切な体の一部なので、あまり無理に落とさないようにしてあげてください。

 

葉巻は自然と火が消えるので、消すときは灰皿にそっと置くだけ

紙巻タバコと違い、タバコ葉だけで作られたプレミアムシガー・ドライシガー・シガリロなどの葉巻は燃焼促進剤が使用されていないので、吸わずにしばらく灰皿に置いておくと自然と火が消えます

葉巻を吸い終わった後はもみ消さずに、そのまま灰皿にそっと置いてあげてください

葉巻の火を灰皿でもみ消してしまうと、葉巻のラッパー、バインダー、フィラーが潰れて、灰皿の中でモクモクとすごい煙の量を出しながら燃え続けることがごく稀にあります。過度に出た葉巻の煙はとても重く、香りも強すぎるので、葉巻は吸い終わったらその余韻を楽しみつつ、火が自然と消えるまで待つことをオススメします。

葉巻は指や口の中が熱くならない程度のところで吸い終える

葉巻は全てタバコ葉で作られていますので、極論を言えば全て余すことなく吸えますが、あまりにも短くなるまで吸い続けると指を火傷してしまいます。

個人差があるとは思いますが、どこまで吸えばいいかわからない方は、シガーリングを少し超えたあたりの、口に入る煙が熱すぎない程度のところまでを目安にすれば、気持ちのいい終わり方ができると思います。

また、シガーリングを外すタイミングは葉巻を吸い始めてから中盤〜終盤あたりで外すことをおすすめします。

これは葉巻を吸っている間に、シガーリングを止めている糊が葉巻の温度によって温められ、剥がれやすくなるからです。

シガーリングを外すタイミングに決まりはないのですが、吸い始める前や吸い始めたばかりの頃はリングを外すのが少し難しい場合があるので、初めて葉巻を吸われる時は中盤から終盤にかけてリングを外すことをオススメします。

 

一度火をつけた葉巻は吸いきってしまうのが理想的

葉巻(プレミアムシガー)は、短い(小さい)サイズでも30分、長い(大きい)サイズになると90分以上の喫煙時間を要します。なので、シガーカッターなどの葉巻を楽しむための道具を揃えることはもちろんなのですが、

何よりもまず、葉巻を楽しむための十分な時間が必要になります。

シガリロやドライシガーもそうなのですが、プレミアムシガーも途中で火が消えた状態で数時間放置しておくと確実に味わいが損なわれてしまいます。

ですので一度火をつけた葉巻は、一度に吸いきってしまうのが理想的です。

本当に葉巻を楽しむのには、手にした葉巻を楽しむための十分な時間をあらかじめ用意しておくことが一番大切です。

 

まとめ

  • 葉巻は肺喫煙ではなく口腔喫煙で楽しむ
  • タバコは燃焼温度が低い方が本来の味わいを楽しめる
  • 葉巻はとにかくゆっくりとお楽しみください
    1分に1度のペースで煙を吸い込む
  • 灰はある程度残しつつ灰皿の底面で折るように落とす
    灰には葉巻の燃焼温度の上昇を抑える役割があります
  • 葉巻は自然と火が消えるので、消す時は灰皿にそっと置くだけ
    葉巻は指や口の中が熱くならない程度のところで吸い終わる
  • 一度火をつけた葉巻は吸いきってしまうのが理想的

 

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